[2001.05.28]
  明日のテレビをみよう


 ▼明日のテレビ番組を今日のうちに観てしまう(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/010525-2.html


 明日のテレビは,IPに乗ってやってくる。現在のテレビは,放送エリアが限定されるため,絶対的なメディアとはなりえないが,IPTVはそれ,になりえる。だが,IPと対抗するようなことをすれば,音楽業界よりももっと痛い目をみるだろう。

 放送前の系列局に番組を配信するデータを受信し,インターネット上でそれを公開する「テレビリップ」が登場している。そのテレビ番組が,MP3音楽と同じように交換されるようになった。違法性を問う声もあるが,放送前のデータを受信するには専門知識が必要で,ファイルサイズも大きく,もともとテレビ番組は無料であり,価値はないという人もいる。

 今グヌーテラなどのファイル共有ソフトで検索すると,それなりにテレビ番組のデータを探すこともできる(ビデオやDVDからのデータかもしれないが)。だが,ファイルサイズはやっぱりとんでもなく大きく,ダウンロードするにはそれなりの時間もかかるため,ためらわれる。が,MPEG4の標準化や,帯域幅の拡大などでそれらの問題が解決されれば(すぐに解決されるだろう),オンラインからビデオを得るということは,日常的なことになりそうだ。利点は多く,便利だし,手軽に楽しめる。AM・FMからIPラジオへの流れと同様に,IPはテレビも飲み込む。

 そういえば以前,テレビ番組をリアルタイムで,そのままストリーミングで流すというのがあったなぁと思い出していた(過去記事)。IPに乗せて,ストリーミングで24時間放送することなど,技術的には明日からでも可能な話で,電波法も関係なくなるし,世界中の人たちが対象となるのでレイティングの事情も変わる。CM単価も跳ね上がる。はやくそんなテレビ局が現れて欲しいものだ。音楽業界もそうだが,テレビ局も,変革は今日からでも始められる。変革しないものは,結果的に見捨てられるだけだ。


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